
それは突然終わった。
周りがざわつき頭を無にしていたワタシも気づいた。
眼鏡を外してるワタシは目を開けても何も見えない。
が、確実にワタシの周りでざわついている。
主治医様じゃないですか。
ワタシの横にいらっしゃるのは。
右脚股関節の状況を確認。
びっちり固定されていた脚の解放。
そして突然終わったのだ。
脚を動かしても良いと言うことは寝返りも?
そうです、全てから解放です。
お疲れ様でしたワタシ。
麻酔で具合が悪かったのは遠い過去。
今や空腹で気持ちが悪い。
それは元気な証拠。
ワタシは右に左にと動いた。
動けるというのは素晴らしい。
普段睡魔と闘うワタシが悟った瞬間だ。
10時からMRI検査だと言うのを聞いた。
おぉ、午前中で解放されたということか。
万歳三唱。
点滴、心電図はそのままでMRI検査へ。
しかも2階の集中治療室から1階へはベットで。
あれ三半規管がダメな人はマジでダメ。
ベットの上で天井見上げてるワタシを部屋to部屋。
途中エレベーターに乗ってウィーンと上下する。
三半規管と空腹が化学反応。
MRI検査で体調悪くなったら押してくださいボタン。
何度押そうと思ったことか。
閉塞感や衝撃音には太刀打ち出来るのに。
コレさえ終われば。
ココさえ我慢すれば。
集中治療室の一夜も長かったが、あのMRI検査も長かった。
なんとか無事に終了し化学反応を食らって病室へ。
あぁ…戻ってきましたよ。
新幹線が見えるワタシの場所へ。
さぁ歩いてトイレへ行きましょう。
点滴の管が長いので気をつけて。
もう大丈夫なので歩いてくださいね。
ワタシはすっかり元気な人扱い。
でもそうですよ。
倒れたり病んだりして入院手術した訳ではないのだ。
感謝だ、感謝。
回復食。
絶食していた人にはお粥であろう。
ところが土曜日の昼だったからか肉うどんだった。
お腹空いてるけどこんな量は食べられません。
ゴメンなさい。
汁と缶詰最高でしたよ。
ワタシの名前にお粥400gとメモがあった。
コレから毎食400gのお粥が出るのか一抹の不安。
そうしてワタシの過酷な術後は終了。
集中治療室で寝られなかったワタシは爆睡へといざなわれたのである。
寝返りmyself、最高です。
ワタシの備忘録。
まだ少し続きます。